※こちら干し菊は直径約30cmあります。梱包の都合上、折りたたんでの配送となります。
予めご了承願います。
在庫の賞味期限は2019年1月15日以降のものをご用意しております。
なお、セット販売が品切れの場合は恐れ入りますが、1枚単位でお買い求め頂ければ幸いです。
【青森県南部町産 阿房宮「干し菊」−薬膳的に】
菊花は薬膳では、ストレスを解消し、イライラした気持ちをリラックスさせてくれる食材とされています。また、疲れ目、目の充血にも良いとされ、高血圧、花粉症による目のトラブル、鼻づまりにも役立つといわれています。
青森県南部町は食用菊の栽培が盛んです。その中でも高級で美味しいとされているが10月末から満開となる「阿房宮」。秦の始皇帝の宮殿の名前を冠し、芳香と甘みとシャキシャキとした食感が素晴らしい食用菊です。地元では、そのおいしさを年中楽しめる「干し菊」が作られています。クセもなく、こんなに菊が美味しかったとは!と驚きを覚える味わいです。美味しくて、料理の彩りも鮮やかにする菊花。ぜひ国産の安心・安全な菊花をお試し下さい。
(個人の見解です。効果を保証するものではありません)
薬膳アテンダント 池田陽子

【「干し菊」−栄養的特長】
=主な栄養的特長=
(100gあたりの主な栄養素)
エネルギー27kcal ビタミンE 4.6mg ビタミンK 11μg ビタミンC 11mg
葉酸 73μg カリウム 280g マンガン 0.4mg 食物繊維 3.4g
★干し菊には抗酸化作用があるビタミンEを豊富に含んでいます。
★アミノ酸の一種であるグルタチオンの生成を促進する効果があるため、肝機能を高め、解毒作用を強化する効果があると云われています。
★干し菊はカリウムを多く含んでいて高血圧、コレステロール抑制効果が
期待できます。
【ご使用方法(例)】
お茶にしたり、汁物に入れたり、茹でたものを料理に散らしてたりと気楽に使えます!
1.干し菊を戻さずそのまま、味噌汁やスープにいれる。
菊の香りと甘みで旨みが増します。市販の即席味噌汁やわかめスープ、カップめんでもOKです。
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まさに誰でも簡単に続けられる薬膳”ゆる薬膳。”に
ピッタリ!! お奨めです!
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2.お茶として使う。
200CCのお湯に3cm四方程度の干し菊を入れてしばらく蒸してからお飲み
ください。
3.干し菊を酢を入れた湯でさっと茹でて、冷水にとって水気を絞り、おひたし、
あえもの、サラダにしたり、炒め物や煮物、麺類など料理に散らしてください。
料理一例========================
イカときゅうりと菊花のサラダ
刺身イカ、きゅうり、さっとゆでで冷水にとって水気をしぼった菊花をオリーブオイル、レモン汁、塩、にんにくすりおろしを混ぜたドレッシングであえる。

小松菜とツナ、菊花のパスタ
フライパンに熱したオリーブ油、バターで小松菜、ツナを炒めて、しょうゆ、みりんで味を調え、ゆでたパスタを入れて混ぜて器に盛り、さっとゆでて冷水にとって水気をしぼった菊花を散らす。

菊花とクコの実のお茶
お湯に干し菊とクコの実を入れて蒸らす。はちみつを加えても美味しい。

<干し菊の戻し方>
1 鍋に水を入れ、沸騰したら酢を2〜3滴と塩を少々入れる。
2 適量の干し菊を手でちぎってお湯に入れ、10〜20秒程度ほぐす。
3 流水で冷やす。
4 水気を切って軽く絞り、ほぐして出来上がり。
<御注意点>
●お取り扱いの干し菊は丸型(直径30センチ程度)で1枚約17gです。配送の都合上折り曲げてお送り致します。予めご了承願います。
●直射日光、高温多湿を避けて保存してください。ご使用後は冷蔵庫での保存をおすすめします。
●菊花には体を冷やす作用がありますので、お腹の調子が悪い時などは量に注意してお召し上がりください。
生産地 青森県 南部町より
青森県南部町は、岩手県の県境に程近い農業の盛んな町です。気候的には、県内でも5本の指に入る最低気温を記録する一方、夏場は最高気温を連日記録する寒暖の差が激しい地域です。
寒さの割には降雪があまり多くなく、名久井岳などのまわりの山々が盆地の暖かい気候を作り出すことにより、農作物の多品種栽培が可能な恵まれた地域です。
夏のさくらんぼ・梅・杏の収穫に始まり、実りの秋には梨・ぶどう・食用菊・りんごと収穫のピークを迎えます。中でもこちらでご紹介する「阿房宮」は食用菊の王様と言われ、お年寄りから子供まで幅広く親しまれています。
上品の香りをもち、苦味などのクセがほとんどないところから、地元ではてんぷら、酢の物、お味噌汁の具として食され、旬の時期には学校給食にも並ぶほどポピュラーな食材です。また、地元のおばあちゃんたちは古くから目に良いとされているので、さっと茹でた阿房宮を大根おろしと一緒に酢の物で食すのがお好きなようです。
阿房宮の花びらはとても繊細で変色しやすいので、一つ一つ丁寧に手作業で収穫され、形を整えた後、一気に蒸して乾燥させるという工程で大変手間をかけて作られます。
食用菊を南部地方に伝え、食べられる花があるということを先人たちは教えてくれました。そして地元のお坊さんが保存がきくように干し菊にする方法を農家さんに伝えてきたことで、菊を食べる文化が南部地方には残っています。菊農家さんの古くからのたくさんの想いが詰まった南部町の阿房宮の干し菊を皆様にぜひ召し上がっていただき、南部町の菊食文化を守っていきたいと考えています。

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